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洪洞の大槐樹 (趙国山・河北省) 先祖はどこから来たのかと問えば―― 山西省洪洞の大槐樹の下からだ。 この民謡は幾世代にもわたり語り継がれ、 その槐の木はいつまでも私たちの心の中に生き続けている。 かつては先人たちがこの木を植え、 その木陰に我が家があった。 幾世代ものあいだ平和に暮らし、 男たちは畑を耕し、女たちは機を織り、 数えきれない時が過ぎてゆく。 しかし悲しいかな、中国には戦乱と動乱が多すぎた。 盗賊や兵士たちが荒らし回り、民は苦しみに喘いだ。 いったいこの殺戮の日々はいつまで続くのだろうか。 大地は血で染まり、怨念が空気を満たしている。 野原には骨が散らばり、見る者を慄然とさせる。 川は血で赤く染まり、狐たちが嘆き悲しむ。 千町もの肥沃な田畑は焼け野原となり、 万戸もの家々が廃墟と化し、今や歩く人も少ない。 百戦を経て新たな皇帝が即位し、 戦で多くの命が失われた民を憐れみ、 故郷が荒涼たる塚と化すことをどうして許せるだろうか。 皇帝の勅命により、移住が許された。 一つの勅令で移住の呼びかけが鳴り響く―― だが太古の昔から、去り難い土地は決してない。 偉大なる……
古代の大槐樹の跡に刻まれた (楊安軍、山西省) 錦を着て帰らぬ身ながらも、なお故郷に帰り、洪雅の祖廟の前にて拝礼す。 その壮大な詩を詠んだのはほかならぬ左師なり。大風歌は果たして劉郎によって謡われたのであろうか。 生死を隔てても、我らの絆は深く、雪霜にさらされても、その葉はいよいよ青々と繁る。 ひとつの血統が脈々と受け継がれ、千本の木を生み出す。中国の大地には、槐の香りがいつまでも漂う。
念奴嬌:大槐樹の情(山西)――石欣 大河は南へと流れ、蒼穹を高く翔けながら、幾世紀にもわたり故郷の声を運ぶ。霍山の古き槐樹の下で、汾水にたなびく白雲と舞い散る柳絮を、いつまでも懐かしむ。酔いに沈む愁いのうちに、詩句には悲しみがうねり、すべては洪洞へと通ずる道に託される。錦の綱がかつて垂れ下がっていた宿場では、夢のわずかな痕跡すら、今や見つけることは難しい。
湖南省洪洞の大きなイタヤカエデの木の下で、江長典は汾と霍に源を求めて、由緒あるそのイタヤカエデにまで遡る家系をたどる。花はあふれるほど咲き誇り、その香りは小径にたゆたう。葉はいきいきと茂り、青々とした陰が石段を這い上がる。彼は決して自らの黄褐色の肌を離れず、郷土の子としての心をいつまでも捨てることはない。この瞬間から、彼の懐かしさは固く結ばれ、たとえ旅路がどこへ向かおうとも、その魂は故郷にしっかりと縛りつけられたままである。
