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大きなイタヤカエデの木に刻まれた銘文

2018-01-30


大槐樹に題す(同郷人の筆)――岳秦[嵩山の人] かつて一族が移り住むとき、鳥は翼を広げて遠くへ飛び立ち、北へ向かう隊商と南へ向かう荷馬車はそれぞれの道をたどった。 春には燕は帰って来て、ほととぎすの訪れを告げる。槐の花はなおも昔ながらの里の香りを漂わせている。 枝は分かれてもその陰はいよいよ濃く深くなり、実が次々と稔り、芳しい茨も広く繁り、その恵みは深く、いつまでも続く。 旅人は幾度となく足を止め、ただ漫然と駿馬を控えている――寺の鐘は沈黙したまま、斜めに傾く夕陽に向き合っている。

大きなイタヤカエデの木に刻まれた銘文

(同郷の人)岳秦[嵩山]

かつて秦昌へと旅したとき、北へと南へと続く道は互いに別れて、それぞれ異なる方角へと伸びていた。春の訪れとともに燕は戻り、ほととぎすの来ることを告げる。そして、槐の花はなおも昔ながらの故郷に香りを漂わせている。

糸杉の枝は、陰影に富み、いきいきと広がり、瓜のつるや唐辛子の株は青々とした豊穣を誇り、その恵みはいつまでも続く。旅人はしばしば、さびしき憩いのうちに馬を停め、寺の鐘は沈黙したまま、傾く夕日に向き合う。

キーワード:

洪通の大イチョウ