香り満ちる中庭:洪洞の大槐樹に寄せる感傷の詩
2018-01-30
徳の満ちる中庭――洪洞の大槐樹に捧ぐ感傷の頌歌(蘇謝宇・広東) この古木を植えたのは誰か。先人たちをその木陰に庇い導いたのは、いったい誰だったのか。幾度、遠く星々を仰ぎ見ただろう。大槐は今もなお立ち、風雨に耐えながら、その根を深く大地に張り巡らしている。懐かしく思い出されるあの昔の小径――地の果てまで、それぞれが砂埃まみれの道をたどっていたあの日々。それでも私は、夕陽が低く沈み、烏や雀たちが寂しき里で騒ぐなか、そこにしばし佇んだ。 ああ、故郷の魂よ!夢の奥深くにひそみ、夜の闇を透かして見守り、あの繁茂する木々がいっそう青々と生い茂るのを待ち望んでいる。千の山を隔てていても、私たちはなお、一つの血脈を共有できるのではないか。紅き弦の琴がひとたび鳴り響けば、それはきっと「龍の子孫」を奏でるだろう。心の耳を澄ませば、五湖の和音が聴こえてくる。色とりどりの万華鏡のなかで、私は舞うのだ。
香りの満ちる中庭 洪洞の偉大なイタヤカエデへの感傷的な追悼
(蘇旭宇、広東)
誰がこの古木を植えたのだろう。先人たちを誰が庇い守ってきたのだろう。私はどれほど遠くの星々を見つめてきたことか。大きな槐の木はなおもそこにあり、風雨に耐えながらその根を深く大地に張り巡らしている。あの古い官道のことを今も思い出す――地の果てで、それぞれが旅の埃を追って歩いた道だ。ただ残るのは、夕陽が沈み、寂しい村では烏や雀たちが騒ぐ、いつまでも消えない佇まいだけである。
田園の魂よ!夢の奥深くに秘められ、細やかな木々がいきいきと育つ間、私は長い夜を待ち続ける。たとえ千の山を隔てていても、私たちはなお同じ命の糸で結ばれているのだろうか。もし珠をちりばめた琴や錦を敷いた瑟があれば、それはきっと「龍の子孫」の調べを響かせてくれるに違いない。心の耳を澄まし、五湖の調和の合唱に身を委ね、色とりどりの万華鏡のなかで舞うことを許されたい。
キーワード:
洪通の大イチョウ
お問い合わせはお電話でお気軽にどうぞ。
