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古の大きな槐に寄せる四行詩三首

2018-01-30


古の大きな槐樹に寄せて三首の四行詩――李克寬 その枝は奇異にして奇特、幹はひどく枯れ果て、もはや南柯の夢のつかのまの客を慕うこともない。されど深き根はなお生命を抱き、年々ひと筋の春の芽を芽吹かせる。 心に何ものも抱かず、すっかり空虚なり。老いたる幹は竜のごとく巻き上がり、その威勢いよいよ雄大なり。世の浮き沈みを見抜いて、ただ陰鬱たる色合いに還りぬ――その奇なる姿と不思議な形は、いかなる巧みな画師にもおよばぬ。 華やかさと美しさをめぐって物事と争うことを顧みず、雨露を糧として自らを養い、過ぎゆく歳月を意に介さず。乾き枯れたりといえども、その命は尽きぬと云うなかれ――なお葉と枝を生じ、風と霧に揺れる。

古の大きな槐に寄せる四行詩三首

(長治)李克権

枯れ果てた幹は、不気味なほどいびつで裸のまま、かつて南の道を夢見ていた者をもはや抱きとめてはいない。ただ、その深い根だけがなお生命に満ち、年々、春の一枝を芽吹かせている。

心に何の思いも抱かぬとき、すべてはすっかり空虚なり。老木の幹は竜のごとくうねり、その威勢は倍増す。世の諸相の荒涼たるさまを見抜いたがゆえに、いかなる奇態といえども、画家の技を凌駕する。

世俗の儚い華やかさなど気に留めず、雨を糧に年々育み、慈しみ続ける。その命は枯れ果てたとさえ言えるのに、それでも枝葉にしがみつき、そよ風に揺れる。

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洪通の大イチョウ