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古代の大槐樹誌の銘文

2026-01-13


古代の大槐樹誌の銘文   

(イレン)グオ・チャオチー

大槐樹の下で人々が移転したという伝説は、当郡の古来の年譜には記されていない。しかし、景氏は細やかな努力と精力的な推進によって、この史跡が後世にまで永く伝えられるよう尽力してこられた。乙未年の夏、景氏は氷門を訪ね、自ら蒐集した詩・賦・詞・序文などを数篇献呈され、この古代の大槐樹にまつわる資料を集めた一編の選集を完結させるため、補遺の一章を加えてほしいと仰せられた。私自身の力量はささやかなるものにすぎず、どうして分際を越えるなどと敢えて思い至ることができようか。とはいえ、景氏の誠実な志操に心を打たれ、またこの歴史的名所を守り、広く世に伝えゆくことの重要性を念じて、ここにその高潔なる行いを記すために、この挽歌を撰することにした。筆舌には到底及ばぬが、拙きと巧きとの差こそが問題ではない。

国家を創設し、その都を定め、その方角を明らかにするのは、ただ王のみである。王は国土を巡視して民を定め、その陰陽を察する。誕生・成長・養育に至るまで、一切の事柄について、なおざりにされるものは何ひとつない。

明の初期には、領土が拡大され、辺境が開拓された。豊かさをもって不足を補い、欠点を正して既に強固なものをさらに伸張することで、天下はますます繁栄を極めた。そのころ、民は隆盛を極め、これを古の「陽」と称した。

場所が過密になると、新たな地へ移転するのが最善の策である。滁州や賀州はかつて繁栄した町であったが、今では辺鄙で寂れた姿を呈している。広大な荒れ果てた土地が、かつての豊かさとは対照的である。

水は稲に適し、陸は粟に適す。初夏には苗を田に植え、九月には打穀場が整えられる。帆を揚げ、車を駆りて、天の倉を満たす。

東から海・岱に至るまで、その漁業および塩業はいずれも強盛を誇った。領土を拡大し植民地を設け、その影響は広く遠く及んだ。旧・豫州の地は、この王国の中枢に位置していた。

移民も穀物を運ぶ者も、正しい道を歩む者であれ誤った道に迷う者であれ。農夫は鋤と鍬を担ぎ、学者は書物を携える。職人はそれぞれの技芸に長じ、商人はますます繁栄を重ねる。

備蓄品は包みに包まれ、小袋や袋に詰められた。妻と襁褓に包まれた乳児を連れて、私たちは急いで旅立った。我が家も畑も――まるで長い間忘れ去られたかのように、手つかずのまま放っておかれた。

柳と梓の木――愛は甘い桑の実のごとし。太古より、山や峠は重要な結節点として機能してきた。旅路は、山道にせよ海路にせよ、常に艱難辛苦に満ちていた。

蛮族を文明化し、衣冠を着せればよい。ましてや中央の地においては、いかにその変革に害があろうか。国家の進歩こそが歴史の栄誉である。

しかも、この末世には、大地は険しくも広大なり。道は雷のごとく迅やかで、車輪は風を凌ぎて疾走す。南の越より北の胡に至るまで、すべてが悠々として進み、高く舞い上がる。

  彼らは辺境を定住させ、国境沿いに住居を築くことを語る。さらに移住についても議論を交わし、費用や手配は果てしなく錯綜している。果たしてこれこそが古の賢人の道であるのか、それとも後世の人々はただ狂っているだけなのだろうか。

  道が失われると、人は皆自らの郷里をいとおしむ。緑の槐の木はうっそうと高くそびえ、汾河はゆるやかに果てしなく流れている。晋白の柏はいつまでも青々としており、玉の峰は重なり合うように翠の輝きをたたえている。

  師が魯に赴かれたとき、師の廟の前に立ちたもうた。この遺物とこの情念――古の遺珍とその輝かしき名声。酒を携えて、ともに時の移ろいを語り合うこそ、ふさわしいことである。

  

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洪通の大イチョウ