ふるさと文化
関という姓
2018-01-31
現代中国において、これは第274位の姓である。明代には、洪洞の大槐樹から移住した関氏の先祖たちは、もともと洪洞県平陽府および趙城県に籍を置いていた。明初には、各地への移住のために洪洞の大槐樹に集結するよう命じられた。清代末期には、その子孫は河南・山東・河北・北京・陝西・安徽・江蘇・山西など各地に広がった。関姓に関する最も古い記録は、南宋時代に編纂された『姓苑』に見られる。
【姓の由来】この姓は、官職に由来する世襲名に端を発している。「聖氏考略」によれば、古代には氏族がしばしばその官職の名称をもって称され、これにより官職名を冠とする姓が生まれたとされる。さらに、第四回全国人口調査の統計および洪洞・大槐樹の祖廟の戸籍記録からみると、関姓は河南省・山東省・河北省・山西省など各地に分布しており、その担い手は大槐樹の地から移住した人々の子孫であることが明らかである。
【堂聯】関姓に由来する代表的な堂聯には、「金を賜りて教育を奨励す」(関謙)および「田畑を巡視して冤罪を糾す」(関廉)がある。
【著名人物】『中国姓氏大辞典』には関姓の記載が13件あり、『中国歴代人名大辞典』には17件が収められている。関姓を称した歴史上の人物としては、元代に建寧府の出身で方氏の妻であった関聖娘、明代天順年間に沙県の進士となった関栄、平度の出身である関連・関賢の兄弟、ならびに黄岡の出身で父子の関英珍と関穆武吉が挙げられる。
【人口】第四回全国人口調査によると、山西省には関姓の人が264人、臨汾市には42人、洪洞県には2人いる。
【祭壇厨子】先祖堂の第1号祭壇厨子には、大槐樹の下に安置された官家の祖先牌が祀られている。
【系譜】関姓の主要な系譜資料には、次のものが含まれる。「湖北省関氏第五次増補族譜 全二十巻・附録一巻」(湖北省黄岡県档案館所蔵。序文および第2巻から第18巻、ならびに第20巻が保存されている)、「広東省恵来県関氏族譜」(台湾)、「広東省龍川県関氏族譜」(台湾)、「台湾関氏族譜」(台湾)、ならびに「台湾関氏原郷史的序文」(アメリカ合衆国)がある。
【移住】洪洞の大槐樹に由来する関氏の一支の始祖は、明の建文四年に北京市延慶区四海村へ移住した。一方、陽谷に出自を有する関氏の一支の始祖は、明の洪武初期に陽谷県石佛寺鎮関荘村へ移住した。
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洪通の大イチョウ
