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洪洞でルーツをたどる

2026-03-12


洪洞でルーツをたどる

山東   ワン・ドンリン

汾河の水が滔々と流れ、古城をめぐりながら、雲に満ちた中庭には千年の古木が高くそびえ立つ——その光景を見たことはないのか。

あなたは、三度の旋回を重ねて枝から舞い上がるコウノトリを見たことがないのか。その下の葉陰には、まだこぼれ落ちていない涙の音が、ひそやかに潜んでいるのに――。

何と、数百万の民が故郷の郡県から引き裂かれる洪武の世の激しい風を、人はいかにして耐え得ようか。古き道には、埃と煙が日を覆い、世を暗鬱に包み込む。鶉の鳴き声は、暮れゆく夕日の薄れ行く輝きをも打ち砕く。

故郷を遠く離れ、別れの思いに胸は重く沈む。官差の呼び出しは、虎や狼のごとく迫ってくる。厠では縄が手首を縛り、茶屋や駅舎の向こうには、雁が整然と列をなして飛んでゆく。

幽燕では、馬の蹄に雪がそっと降り積もり、江淮のほとりでは、細やかな雨が櫂の澄んだ響きと交わり合う。かつて瘴気が重くのしかかっていた滇・黔の地では新たな田畑が耕され、巍々たる山々が聳える龍・蜀の地では、古来の田園が再びいのちを宿す。

十八の州は光の中に散らばり、私は異郷を我が家とせざるを得ない。杖に凭れながら、老人は過去を語り、九重に折り重なる心のうちに蛇行する根を指し示す。

古のイナゴと輝く月は、数えきれない思い出を呼び起こす。その根は九つの世界をひとつの息吹で結びつける。六世紀の歳月が過ぎても、それは壁に懸けられたままである――瓦の破片はなお残り、石碑もなお屹立している。

旅人は帰還し、涙が衣を濡らす。石碑の前に立ち、故郷の声を懐かしむ。ひと握りの温かな土が心を温め、月の輝きを宿す陶片の半分が、彼の旅路を導く。

神社の前に立ち、私の思いは遥か遠くへと漂う。白雲の縁に、鷺の巣はなお残る。力強い翼で澄み渡る風に乗り、私はまっすぐに九重の天へと舞い上がる。

さて、自らの根源をたずねて、この詩をつむぎ出す。喜びの涙が、いつまでも泣き続けるかのように頬を伝ってこぼれる。ただ願うのは、世界のあらゆる隅々から訪れる旅人たちが、高いところへ登るとき、夕雲の薔薇色の輝きだけを見上げてくれることである。

キーワード:

洪通の大イチョウ