張孫という姓。
2021-05-19
その始祖は長孫頌である。長孫姓に関する最も古い記録は、唐代の『元和姓纂』に見られる。
【姓の由来】この姓には主に二つの源流がある。①『漢書』「芸文志」によれば、『孝経』には「長孫氏」と題された二篇が収められており、西漢時代にはすでに長孫姓が存在していたことを示している。②もう一つは、南北朝時代の鮮卑族・北魏皇族の一系統の姓に由来するものである。『旧唐書』の長孫無忌伝には、同家の系譜が北魏の献文帝の三兄にまで遡ると記されている。当初は拓跋姓を称し、魏の朝廷に仕えて「大仁」の爵位を世襲していたが、やがて皇族の宗主として姓を長孫に改めたと伝えられる。
【氏族の故郷】長孫姓の主な発祥地は済陽郡である。済陽郡とは、晋の懐帝の治世に、陳留郡の一部を分割して設けられた郡で、現在の河南省蘭考県周辺に相当する地域にあたる。
【家門・氏族の対聯】長孫家の氏族対聯は次のとおりである。「渠を掘って水を引けり、涸れ谷にあっても憂いなし」(長孫操)、「まず凌煙閣に描かれ、大功の成就を助けたり」(長孫無忌)。「賢后にして模範たる大臣――十篇の名文をその名に残す」(長孫晟)、「孝子は父を救い、わずか数言にて蘇らしむ」(長孫祿)。
【著名人物】『中国姓氏大辞典』には「長孫」姓の記載が24件あり、『中国歴代人名大辞典』には38件が収められている。歴史上の「長孫」姓の人物としては、漢代に『詩経』を伝えた長孫順がおり、南北朝時代の北魏には大司馬を務めた長孫覇と長孫稚が、隋代には騎兵将軍・長孫晟が、唐代には洛陽出身で皇太子太師の職を歴任した長孫無忌がいる。
【祭壇厨子】長孫氏の先祖牌は、大槐樹の下にある宗祠の第10号祭壇厨子に祀られている。
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洪通の大イチョウ
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