ニュース情報


旅人の嘆き

2018-01-30


流浪者に捧ぐ賛歌(広東省高州市・蘇軍) 夢はなお残り、我が魂は醒めぬまま―― 大きな槐の木の陰に、小さな茶亭が建つ。 親しむ土に根を張るとはいえ、どうしてその縁は切れるだろう。 そして故郷の方言の響きは、何よりも耳に甘く沁み入る。 枕にもたれて見れば、五更の刻はまるで一世の長さのごとく感じられ、 手すりに凭れて眺めれば、百の島々も星よりも小さく見える。 緑の枝と青い葉は、なお互いに待ちわびている―― 海から降る雨と空から吹く風のただ中で、私は鶺鴒の哀れなる鳴き声を嘆じる。

 

旅人の嘆き

(広東省高州市・蘇軍)

夢はなお残り、魂はまだ醒めず――目を覚ますのをいとわぬ。大きな槐の木の陰に、小さな茶亭が建っている。

故郷から遠く離れていても、その根は決して本当に断たれたことはない。母語のアクセントを宿すその声は、耳に最も心安らぐものである。

枕にもたれながら眺めれば、五更の刻はまるで一年のように長く感じられ、欄干にもたれれば、百の島々は星よりも小さく見える。

緑の枝と青々とした葉は今もなお互いを待ちわび、海風と空の雨がカササギの哀しげな嘆きをかき立てる。

キーワード:

洪通の大イチョウ