六世紀にわたる歴史と文化が洪洞の大イチョウ景勝地に集結し、国慶節休暇期間には「親戚訪問」をテーマとする観光ブームが巻き起こっています。
2019-10-08

国慶節ゴールデンウィークの三日目、洪洞の大槐樹風景区では依然として来場者数がピークを迎え、園内は人で溢れ、肩を寄せ合う人々の姿が見られます。早朝から遠方から訪れる親戚たちが次々と集まり始め、その多くは車でやって来ます。家族でのドライブ旅行や中高年・高齢者向けの団体ツアー、あるいは若者向けの社会見学など、それぞれの目的に応じた形態で足を運んでいます。家族連れのドライブ旅行では、祖父母から孫まで、まさに一家全員が一緒に出かける光景も珍しくありません。 風景区の「移民の古跡ゾーン」を歩くと、一目で人気スポットとなっているある石が目に留まります。人混みをかき分けて近づいてみると、訪れる人々が思わず立ち止まって写真を撮るその石には、両面に刻まれた文字があります。「五百年前、私たちはひとつの家族だった」「先祖がどこから来たのか尋ねるなら、山西省洪洞の大槐樹を見よ」と――この切実な物語は、今から六世紀も前にさかのぼりますが、その根は中国各地、さらには海外にまで広く張り巡らされ、脈々と受け継がれています。 今日、故郷への思いを象徴する大槐樹は、槐の木の大地を故郷とする多くの人々の心に深く根ざしています。彼らは仕事の合間や休日に、ふるさとへと戻り、懐かしさと郷愁を胸に、心の安らぎを得ています。
午前9時25分、景勝地の象徴的存在である大槐樹を舞台にした実写演目「大槐樹の大移動」が正式に開幕しました。この公演は、六世紀前の明王朝時代の大規模な民衆の移動を鮮やかに再現し、毎回数千人の来場者で賑わいます。終演後には、多くの観客が思わず涙を拭う姿も見られます。景勝地内には、こうした没入型の演出や復活した無形文化遺産の演目・展示が16点あり、そのうち国家級が4件、省級が12件に上ります。歴史と文化が織りなす華やかな響き合いは、文化と観光の融合という新時代における景勝地の発展構想を形づくっており、槐樹の地に暮らす人々の子孫たちをひとつに結び、今日の紅通大槐樹景勝地における熱烈な“故郷訪問”ブームをさらに盛り上げています。
キーワード:
洪通の大イチョウ
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