故郷のイタヤカエデに捧ぐ賛歌
2018-01-30
故郷(安徽)の槐の木に捧ぐ賛歌 李俊謀 遠く海と空の果てから、故郷の槐の木に問う―― 秋風に舞う葉を、幾度となく旅立つ雁に託して運ばせよう。 親の墓の草を眺めながら、胸には切ない哀しみが募る―― 才覚は長く押し殺され、ただ胸の奥で虚ろな痛みだけが残る。 窓の前にて杯を挙げれば、まだ目に涙が滲む―― 燈の下で碁盤を叩けば、思いはいっこうに落ち着かぬ。 戦乱の苦難のあと、国境を越えるにはどれほど遠回りをしなければならないのか―― 故郷への懐かしさに胸を焦がす私のただひとつの願いは、霧と雲がいつか晴れることだ。
故郷のイタヤカエデに捧ぐ賛歌
(安徽省)李俊謀
遥かなる海の彼方より、故郷の槐に問う。幾度となく、野雁にその葉を運ばせんと託す。
両親の墓の草の上に佇む私は、才能を生かすことなく過ごした生涯を嘆じる。
窓の前で、私はなおも酒に涙を流す。灯のそばで、将棋盤を叩くたびに、心は安らぎを見いだせない。
災厄のあと、なぜ国境の関所にとどまり続けるのか。私の心はただ、霧と雲が晴れるのを待ちわびているのだ。
キーワード:
洪通の大イチョウ
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